セラミドの種類や効果の違い | オウンセラ スキンケアTips

素肌のために知っておきたい美のヒントを、皮膚科専門医のアドバイスのもとお届けします。
うるおい肌のメカニズムやスキンケアへの疑問など、セラミドがもたらす素肌美に迫ります。
随時新しい情報を公開していきますので、毎日の素肌美づくりにお役立てください。

04セラミドの種類や効果の違い

肌を守るのに欠かせない脂質・セラミド

「ノンオイル」「オイルフリー」などという言葉がパッケージについた商品には、なんとなく良いイメージを持ってしまいませんか?私たちは油分に対して無意識のうちにあまり良くないイメージを持ってしまう傾向にあるようです。しかし、油分は水分と並んで健やかでうるおいのある肌を保つのに欠かせない成分。角層の脂質が減少すると、肌は水分を保つことができず、肌荒れや炎症の原因となってしまうのです。
緊張した時など、手のひらや足の裏がじっとり油っぽくなる経験は、誰もがお持ちなのではないでしょうか?しかし、手のひらや足の裏には皮脂腺が存在していません。それにも関わらずこのようにじわりと油っぽくなるのは、角層の脂質がじわりと染み出してくるから。手のひら、足の裏に限らず、全身の表皮にある角層には、角質細胞の隙間を埋める細胞間脂質があり、これが角層の水分を保持し、肌を守る働きをしています。そして、この細胞間脂質の約半分、54パーセントほどを「セラミド類」が占めているのです。

人間の肌に存在するセラミドには、
さまざまな種類がある!?

人間の肌に存在するセラミドには、その働きが解明されているものだけでも11タイプがあります。さらに、いまだその働きを解明されていないタイプのセラミドも多いといわれています。
このうち、人間の肌に最も多く含まれているのは「セラミド2」。高い水分保持機能で肌に必要な水分をしっかりとキープし、保湿する働きを担っています。必須脂肪酸であるリノール酸を含有している「セラミド1」は、角層を通した物質の出入りを抑える働きがあります。肌に必要な水分を蒸散から守り、外部刺激から肌が影響を受けるのを防ぐのです。
リノール酸は食事によって摂取される脂肪分の中に含まれています。無理なダイエットによって肌がかさついたり、肌荒れが起きたりすることがありますが、これはリノール酸の摂取が制限されることにより、肌のバリア機能が低下してもたらされる現象なのです。
このほかにも、シワを軽減する役割を持つ「セラミド3」、バリア層の形成・保持に働く「セラミド4、5」、ターンオーバーを促進する「セラミド6」など、さまざまな組成を持つ各タイプのセラミドが、健やかな肌を保つためにそれぞれの役割を果たしています。

加齢によってセラミドは減少する

加齢により、セラミドは徐々に減少します。特に「セラミド3」や「セラミド4、5」「セラミド6」が少なくなることにより、肌にシワが刻まれたり、くすみがとれなくなったりと、肌に老化現象が表れます。失われがちなセラミドを上手に補うことが、肌のアンチエイジングにおいてとても重要となっているのです。

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