肌の中のセラミドは増やせる? | オウンセラ スキンケアTips

素肌のために知っておきたい美のヒントを、皮膚科専門医のアドバイスのもとお届けします。
うるおい肌のメカニズムやスキンケアへの疑問など、セラミドがもたらす素肌美に迫ります。
随時新しい情報を公開していきますので、毎日の素肌美づくりにお役立てください。

08肌の中のセラミドは増やせる?

角層でセラミドはどのようにつくられる?

セラミドは、基底層で生まれた細胞が表皮に上がっていくターンオーバーの過程で、顆粒層から角層へと変化する段階で生成され、表皮の細胞間に放出されたあと、アカとともに肌表面から代謝されます。
加齢にともないターンオーバーが遅くなりますが、同時にセラミド生成量も少なくなっていき、40歳代をすぎると20歳代の約半分にまで減少するといわれています。また、アトピー肌など乾燥したり角層がダメージを受けた肌ではターンオーバーが早まり、未熟な角層がつくられ、生成されるセラミド量が少ないといわれています。

セラミド配合化粧品でセラミドを補給

アンチエイジング化粧品によく配合されているコラーゲンやヒアルロン酸が肌の深部、真皮で働くのに対し、セラミドは表皮で働く成分。さらに、表皮の最表面にある角層の細胞間脂質を形成する脂質です。セラミド配合の化粧品を肌に塗布することで、不足しがちなセラミドを補う効果が期待できるのです。
人間の肌への親和性と浸透力という観点からいうと、各種のセラミドの中でも「天然セラミド」および「ヒト型セラミド」が配合された化粧品を選ぶのが良いでしょう。これらの成分は比較的高価になりがちですが、肌への高い保湿効果が期待できます。
脂質であるセラミドは基本的に水に溶けない疎水性でありながら、親水性を併せ持つ性質を持っています。そのため、化粧品に配合してもサラサラの水状になることはなく、トロリとした感触に。「セラミド配合」をうたった化粧品にジェル、乳液、クリーム状のアイテムや、とろみの強い化粧水が多いのはこのためです。

肌内部でのセラミド生成を促進する

失われがちなセラミドを化粧品で補う際に、セラミド配合の化粧品を塗布することは一つの方法です。しかし、肌に水分を保持する保湿力では、肌自身が生み出すセラミドに勝るものはないとされます。肌自身のセラミド生成を助けることも重要なのです。
各種あるセラミドの中でも、人間の皮膚に自然に備わっているセラミドに近い組成を持つ「天然セラミド」や「ヒト型セラミド」は、補う事で肌細胞自身のセラミド生成を促進するとされています。また、セラミド生成を助ける成分もいろいろとあり、配合された化粧品もあります。
代表的な成分として挙げられるのが、「甘草葉抽出エキス」や「ハトムギ抽出エキス」「エイジツエキス」など。これらの成分を配合したスキンケアアイテムを選んで使用することも、セラミドによる肌の保水力を高める上で有効な方法といえるのです。

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