セラミドの働きを効果的に補う成分とは | オウンセラ スキンケアTips

素肌のために知っておきたい美のヒントを、皮膚科専門医のアドバイスのもとお届けします。
うるおい肌のメカニズムやスキンケアへの疑問など、セラミドがもたらす素肌美に迫ります。
随時新しい情報を公開していきますので、毎日の素肌美づくりにお役立てください。

09セラミドの働きを効果的に補う成分とは

肌の保湿にはセラミドさえ補えばOK?

セラミドは肌に必要な水分を保持するうえで、とても大きな役割を担っています。それでは、必要十分量のセラミドさえあれば、肌の水分保持機能は保たれるのでしょうか?答えは「NO」です。
しっとりうるおった肌を保つためには、セラミドだけでなく、角層のNMF(天然保湿因子)やケラチン線維、肌表面で膜を形成する皮脂など、さまざまな成分がそれぞれの役割を果たしながら関わっています。そのどれもが欠かすことのできない重要なもの。すべてをバランスよく整え、肌に本来備わっている保湿システムを滞りなく働かせることが大切となるのです。

肌に必要な水分を保持する正常なシステムとは?

人間に限らず、生物は水なしに生きることができない存在であり、生物の体の約70パーセントは水であるとされています。三十億年も前の太古の地球で、生命が誕生したのも水中でした。原始の海のなかで生まれた生命が長い時間をかけて進化し、陸にあがった時、一番の課題となったのが体の7割もを占める水分を、大地の乾燥からいかに守るかということ。そこから、陸上生物は水の蒸発に対抗するため、さまざまな仕組みを生み出してきたのです。
爬虫類のウロコに覆われた皮膚や、昆虫の持つ堅い外皮と並んで、人間の柔肌にも水分の蒸発と闘う力が備わっています。それが、角層を中心とする表皮における水分保持システムです。ケラチン線維を主体とする角層では、細胞内ではNMFが水分を取り込み、抱え込んでその蒸散を防ぎ、セラミドやコレステロールなどの脂質がフィルムとなってその細胞周囲を覆うことで、高い水分保持機能を維持しているのです。

セラミドの働きを効果的に補う成分とは?

肌の必須成分であるセラミドが正常に生成されるためには、表皮の基底層で新しい細胞が生み出され、規則正しくターンオーバーが行われる必要があります。そのためには、細胞を形成するのに必要なアミノ酸などのタンパク質が欠かせません。これらの成分はまた、角化の過程において角層の水分保持に欠かせないNMFのもととなる成分でもあります。
さらに、角層の細胞間脂質には約50%を占めるセラミドの他に、遊離脂肪酸やコレステロール、コレステロールエステルなども存在しています。これらの成分も合わせて補給することで、セラミドの働きを助ける効果が期待できるのです。
さらに、表皮で水分を蒸散から守る脂質は、角層の細胞間脂質に限りません。肌の表面にある皮脂腺から分泌される、皮脂にはロウやトリアシルグリセロール、スクワレンなどが含まれ、外気から皮膚を守る最前線で乾燥と闘っているのです。これらの油分を肌表面に補うことも、肌を乾燥から守るうえで大きな意味を持っているのです。

ページ先頭へ