乾燥敏感肌の皮膚は、どんな状態? | オウンセラ スキンケアTips

素肌のために知っておきたい美のヒントを、皮膚科専門医のアドバイスのもとお届けします。
うるおい肌のメカニズムやスキンケアへの疑問など、セラミドがもたらす素肌美に迫ります。
随時新しい情報を公開していきますので、毎日の素肌美づくりにお役立てください。

11乾燥敏感肌の皮膚は、どんな状態?

「敏感肌」ってどんな状態の肌なの?

化粧品カウンターのカウンセリングやカルテ記入時、自身の肌状態を問われる際に、「ドライ肌」「オイリー肌」「敏感肌」の三択に、選択を悩んだ経験はありませんか?「ドライ/オイリー」といった肌の水分油分バランスと、「敏感」という刺激に対する肌の抵抗力は、本来であれば並列に語られるべきものではありません。なぜなら、「敏感肌」であり「乾燥肌」である場合など、二つの状態が重なっているケースが少なくないからです。
「敏感肌」とはどのような状態のことを指すのでしょう?「すぐに状態が崩れるバランスの悪い肌」「刺激に弱い肌」など、個々の持つイメージはそれぞれですが、一般に「外部刺激に対して過敏に反応する状態の肌」を敏感肌と言います。

バリア機能の低下が「敏感肌」の原因に

正常な状態の肌では、角層は肌に必要な水分を抱え込みつつ、外部からの刺激を跳ね返すバリアとしての機能を発揮します。しかし、気温や湿度など外気の変化や紫外線、摩擦などの外部刺激を受けることで、角層の状態が乱れ、バリア機能が低下してしまうことがあるのです。バリア機能が低下した肌では、肌内部の水分を蒸発から守ることが難しくなります。また、通常であれば防ぐことのできるホコリやダニ、雑菌などの侵入を防ぐことができなくなり、それらの刺激を受けて肌に炎症を発生させてしまうのです。
この、バリア機能に大きく関わっているのが角層の細胞間脂質を構成しているセラミドの量です。セラミドが豊富に存在している角層では、肌は刺激を跳ね返し、水分を蒸発から守るバリアの機能を果たします。しかし、加齢やストレスなどの刺激によってセラミド量が減少することで、肌は乾燥し、このバリア機能が十分に働かなくなってしまうのです。これが、いわゆる「敏感肌」です。

乾燥肌が敏感肌になりやすい理由

さて、敏感肌の人に肌の水分/油分のバランスについて質問すると、多くの人が乾燥する傾向があると回答します。乾燥肌が敏感肌になりやすいのは、どのような理由からなのでしょう?
肌の乾燥が進むと、角層の細胞間に満たされている水分が蒸発することから、細胞間に隙間が生じます。隙間が生じることでバリアが不完全となり、そこから異物侵入を許してしまうのです。そのため、普段であれば跳ね返すことができる外部刺激に、敏感に反応してしまいます。
さらに、バリア機能が低下した肌ではどんなに水分を与えても、それを内部にとどめておくことができずすぐに蒸発してしまいます。この水分保持力の低下はさらなる肌の乾燥を招き、結果としてバリア機能をさらに低下させてしまうのです。このままにしておくと乾燥敏感肌の悪循環にはまり、どんどん肌状態は悪化してしまいます。
これが、乾燥肌が敏感肌になりやすい理由。肌状態を敏感に傾けないようにするためには、肌を乾燥させないことが大切な第一歩となるのです。

ページ先頭へ