乾燥敏感肌はUVダメージを受けやすい? | オウンセラ スキンケアTips

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13乾燥敏感肌はUVダメージを受けやすい?

バリア機能が低下した肌は、外部刺激をやり過ごせない肌

私たちは「肌の乾燥」を、シワ、シミ、たるみやくすみ、肌荒れなどと同レベルの「肌トラブル」の一つとして捉えがちです。しかし、肌の乾燥は、それ単体で「カサつき」という不快な症状を示すだけでなく、その他の肌トラブルを引き起こす原因となる要素。「肌の乾燥はすべての肌トラブルの元」と言っても過言ではないほどです。
乾燥した肌は本来備わっているバリア機能の低下により、さまざまな外部刺激を上手にやり過ごすことができません。通常なら肌表面で跳ね返し、肌内部の状態は一定に保つことができていた、外気の乾燥、紫外線、雑菌や摩擦などの刺激をまともに受けて、炎症を起こすという形で過敏に反応してしまうのです。
虫刺されや洋服による襟元などのスレ、ホコリやダニの死骸などに過敏に反応して、肌が荒れてしまう人がいるでしょう。こうした、いわゆる「肌の弱い人」の肌は、その状態が安定しない敏感肌であるといえ、さまざまな外部刺激に過敏に反応してしまうのです。

乾燥敏感肌はUVダメージを受けやすい

乾燥敏感肌の人が肌を日光にさらすことにより肌状態が悪化してしまうのは、紫外線の刺激を受けて肌が炎症反応を起こすため一層乾燥が進行するのです。安定した肌状態の人ならなんともない程度の刺激でも、敏感肌の人にとっては痛みやかゆみ、ヒリつきや炎症などを起こすトリガー(引き金)となってしまうのです。
紫外線(UV)刺激によって生じる肌トラブルというと、真っ先にシミが思い浮かびます。通常、日光にあたると肌内部にメラニン色素が発生し、紫外線の害から肌を守る働きをしてくれます。メラニン色素は肌を守る役目を終えると、角質とともに肌表面から剥がれ落ち、肌にとどまることはありませんが、基底層の色素細胞は常に新しいメラニンを作り、周辺の角化細胞にメラニンを分配しています。
シミができるのは、小児期から紫外線を浴び続けることによってメラニン生成の指令を出す角化細胞の遺伝子に間違いが起きるためと考えられます。つまり、一部の角化細胞の遺伝子に間違いが起きたなら、その影響のある部分だけにシミが出ます。

乾燥敏感肌こそUVケアが大切

紫外線には遺伝的に間違いを起こしやすいB波と違い、活性酸素で肌細胞にダメージを与えるA波があります。A波は冬でもたくさん地表に届いています。さらに窓ガラスを透過するので、車内や家の中でもたくさん浴びてしまいます。このA波は一度生じたシミを濃くするだけでなく、皮膚の免疫の働きを低下させ、さらには皮膚悪性腫瘍の原因となることが最近明らかにされています。
乾燥敏感肌は紫外線による刺激にも弱い肌です。そして、日差しの強い時期はもちろん、紫外線は一年を通じて降り注いでいます。広くB波とA波を止めるサンスクリーン剤などを使って、しっかりと紫外線から肌を守りましょう。

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